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シェアメディカルとフォスター電機が次世代聴診デバイスならびに医療向け音響機材を共同開発

株式会社シェアメディカルは、フォスター電機株式会社と医療向け音響機材の共同開発を行うことを発表した。具体的にはフォスター電機の持つ高い音響技術を医療・ヘルスケア分野で活かし、次世代聴診デバイス、ならびに医療向け音響機材の共同研究開発を行う。本共創によりデジタル聴診デバイス「ネクステート」のさらなる音響品質の向上、ならびに微弱で繊細な聴診音に最適化したヘッドフォン・スピーカー、次世代聴診デバイスの開発を目指す。

オンライン診療に「音響性能」が重要な理由

医師は、外来診察で五感を使って診察を行っている。一般的に初診時には「問診」「視診」「触診」「聴診」のいずれか、またはすべてを必要に応じて組み合わせ診断を行う。診察で重要な情報は患者の主訴だけでなく客観的な事実であり、生体音は患者自身が病態を認識していない場合、医師が診断を行う上で最初に得る重要な情報となる。

対面診療であれば、患者の仕草、話し方、聴診器で得られた生体音など多数の情報を得られたが、オンライン診療では、当たり前に得られていた情報が得られず、診察を躊躇する医師も少なくない。現に診察を基づいたコロナ禍でオンライン診療が解禁されたが、普及は進んでいない。これは従来のオンライン診療で行われている映像・画像による問診、視診だけでは、厳密な診断が出来ない、従来の対面診療と比較すると医師が診断を行うのに必要な情報が少なく、診断に不安を感じる医師が少なくなくない、また患者側も病状を正しく伝えられるか不安、ミスが怖いなどの双方が不安を抱いていることが分かってきている。

シェアメディカルはオンライン診療に検査を組み合わせることで問診だけでなく臨床データに基づいた客観的な診断が可能なオンライン診療モデルの開発を目指しインターネット経由で聴診を行う「遠隔聴診」の基本特許を取得。デジタル田園都市構想でも成功事例として上げられた長野県伊那市の医療MaaS「モバイルクリニック」で初めて実用化した。ところが一般的なオンライン診療サービスの品質で会話が聞き取りにくいというオンライン診療独特の潜在的な課題も普及を阻害する一因と考えており、比較的軽視されてきた医療分野での音に関する課題を解決していきたい。


フォスター電機株式会社

所在地:東京都昭島市つつじが丘一丁目1番109号

概要 :「未来社会に音で貢献する」をVisionとして掲げ、サウンド・スペシャリストとして独創の技術と蓄積されたノウハウをバックボーンに音と振動のソリューションを通して社会に貢献しています。

【お問い合わせ先】

マーケティング部(medmarketing@foster.co.jp




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